男性器のペニスが硬くなって勃つ生理現象|射精障害の原因

男性だけに許された性的機能の1つである「勃起」。
性的に刺激を受けたり、興奮を催したりすることでペニスが膨張して硬くなるのは、男性であれば誰でも知っていることでしょう。

単純に見える勃起ですが、ペニスが勃つまでの裏側は意外にも複雑です。ここでは、ペニスが勃起するまでのメカニズムについて解説していきます。

そもそも「勃起」とは、男性器の陰茎(ペニス)が硬くなって勃つ生理現象のこと。男性のペニスは通常時はやわらかく縮んでおり、7およそ~8cmの長さでぶら下がっていますが、勃起すると全体が硬くせり上がり、長さは10~12cmほどにふくらみます。同時に陰嚢やその中にある精巣も勃起によって上がってきます。

陰茎の中には海綿体と呼ばれるスポンジ状の組織があり、その間を毛細血管がびっしりとはりめぐらされています。陰茎の血管は男性の体の中で最も細いため、動脈硬化など血管のトラブル症状がまっさきに現れる「生活習慣病のバロメーター」ともいわれています。

男性が性的に興奮したり、男性器に物理的な刺激を受けると、陰茎内の毛細血管に大量の血液が送り込まれ、陰茎内に血液が充満して大きくふくらみます。また陰嚢も勃起によって上に動き、精巣をより陰茎に近づけることで射精をスムーズにしようと働きます。これが勃起の仕組みです。勃起することで陰茎と陰嚢がコンビネーションで作用し、射精を円滑にしているというわけです。

男性の勃起は「コーフンするとスイッチが自然に入って立ち上がる」といった単純なものだと思いがちですが、実はさまざまな器官がからみあって起こる非常に複雑なシステム。そのためプロセスのどこかにトラブルが発生すると、勃起や射精がうまくいかなってしまうのです。

また勃起は筋肉の力ではなく、大量に流れ込む血液の圧力によって起こる点も重要なポイント。要するに勃起というのは「陰茎の充血」によって起きているわけで、鍛えれば勃起力が強くなるというものでもありません。「疲れているから」「今日は調子が上がらない」などとEDの問題を軽く見て後回しにした結果、トラブルを悪化させてしまう男性が後を絶たないのも、そうした勃起の仕組みへのまちがった理解も一因だといえます。